当店で扱うブランド、Universal Worksは、今年でウールフリースと呼ばれる生地を使い始めて8年目になります。ユニバーサルワークスにおけるウールフリースの歴史について少し触れたいと思います。
なぜ生まれたのか?
UWカーディガンがカルト的な人気を得た理由は?
まずは始まりから…
ウールフリースカーディガンは2017年秋冬コレクションでデビューしました。ある生地エージェント(ブランドに生地を紹介する人)が退職する際、別れの手土産として、彼が担当していたイタリアの小規模ニット工場から、スポーツウェアやアウターウェアに用いられる生地のサンプルを送ってくれました。彼はブランドが興味を持つかもしれないと直感したのです…その予想は的中しました。

インドのメーカーに生地を5メートル持ち込み、事務所で簡単なカーディガンの形をスケッチした。プロポーションや仕上げ、トリムを共に検討。その場で決めるよう言われたため、スタイルと生地に名前を付ける必要があった。「ウールフリースカーディガン」とネーミング。シンプルで、気楽で、クラシックな一着だ。
※最初の数シーズンを経て、ユニバーサルワークスのウールフリース製品は現在すべてポルトガルで製造されています。

ウールフリースは豊富なカラーバリエーション、スタイル、シルエットを展開しており、毎シーズンカラーラインナップを更新しています。現在に至るまで、これは断トツで最も成功したスタイルかつ素材となっています。ニット構造とウール・ポリエステル混紡の糸の組み合わせが、重さを感じさせない保温性を実現し、発色性に優れています。
長年にわたり、フィット感やディテールを少しずつ改良してきました。特に誇りに思っているのは、現在調達している量のおかげで、生地のポリエステルを再生素材に変更できたことです。

今や年齢や性別を超えて愛されるアイテムとなりました。17歳でも70歳でも(100歳でも…とはいえ、こちらは少々響きが良くないですが)着こなせる作品を生み出せたことを彼らは誇りに思います。そして今、ジップライナー、ジレ、ジャケットにもウールフリース素材が登場し、その誇りはさらに深まっています。
幸せな、そして意外な始まりから、伝説は育まれました。ウールフリース、永遠に。